わが社は、初代社長・鈴木登米治個人で液化炭酸ガスとラムネ製造機の輸入販売を始めたのが起源となります。大正6年には鈴木が持ち前の研究心により鈴木式酸素吸入器を考案発売し、翌年には酸素・炭酸ガスの純度測定器を考案販売しました。
炭酸ガスをはじめ、各種高圧ガスがまだ国産化はおろか、研究さえ充分に始められていなかったわが国において、高圧ガスの将来性にいち早く着目した創業者・鈴木の先見性が、鈴木商館100年以上の歴史を支えてきた根幹を成しているといっても過言ではありません。
創業当時、わが社は軍隊へのラムネの販売権を得て営業の柱としており、このラムネに使用する炭酸ガスを輸入していました。当時の輸入品はほとんどが横浜に着き、港には外国商館が軒を並べていました。
わが社も輸入品の販売をしていた関係で、初代社長・鈴木登米治が外国大商館に遜色なく、かつ、将来そうなるのだという信念をもって「鈴木商館」と命名しました。
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星にSの社章は朝に星をいただき、夕べに日と親しむという勤勉の信条と、創業時代の主要な取引先が軍であったところから、軍の象徴である星を引用して星型を付したと伝えられています。星の中のSは、鈴木のイニシャルSであり、商館のSでもあります。 |
明治38年 (1905年) |
3月15日創業。 麹町区平河町において液化炭酸ガス・ラムネ製造機の輸入販売を開始 |
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明治42年 (1909年) |
個人商店鈴木商館の屋号を定め、以来炭酸ガス、医療用酸素と順次特殊ガス販売を拡張、特殊ガス専門販売店となる | |
大正7年 (1918年) |
炭酸ガス、酸素ガスの純度測定器および鈴木式酸素吸入器を案出 | |
昭和6年 (1931年) |
店舗を東京都千代田区麹町4丁目13番地に移転 | |
昭和14年 (1939年) |
個人商店を資本金10万円を以て法人組織に改め、株式会社鈴木商館を設立 | |
昭和19年 (1944年) |
創始者初代鈴木登米治社長急逝、千田勝彦が専務取締役に就任 | |
昭和26年 (1951年) |
専務取締役千田勝彦、取締役社長に就任 | |
昭和28年 (1953年) |
シリコーン、フッ素樹脂の販売を開始 | |
昭和29年 (1954年) |
LPGの販売を開始 | |
昭和35年 (1960年) |
アセチレンガス販売一元化のため株式会社柏化学工業設立に参加 | |
昭和36年 (1961年) |
埼玉県上尾市に埼玉工場を竣工し、酸素、窒素、LPGの製造を開始 | |
昭和41年 (1966年) |
LPG拡販のため、鈴商石油瓦斯株式会社(現鈴商石油ガス株式会社)を設立 | |
昭和43年 (1968年) |
千葉県市原市に千葉水素工場を竣工し、製造を開始 | |
昭和44年 (1969年) |
千葉県市原市に千葉第二工場を竣工し、水素・塩素の製造を開始 不動産管理を目的として、鈴商不動産株式会社(現鈴商ガスエンジニアリング株式会社)を設立 |
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昭和45年 (1970年) |
本社ビル(千代田区麹町)を竣工 | |
昭和47年 (1972年) |
千田勝彦が取締役会長に、二代目鈴木登米治が取締役社長に就任 | |
昭和50年 (1975年) |
高圧ガス賠償責任保険に加入 | |
昭和52年 (1977年) |
鈴商商品部会を統合し「鈴商会」を発足 | |
昭和53年 (1978年) |
ガス設備・プラント設備等の工事受注のために東京都の建設業許可を取得 | |
昭和55年 (1980年) |
米国CVI社製極低温機器の日本国内販売総代理店として国際契約を締結、販売を開始 | |
昭和56年 (1981年) |
設備工事受注増大にともない建設大臣の建設業許可を取得 | |
昭和58年 (1983年) |
医療産業界の多様化に対応するため、鈴商メディカル株式会社を設立 米国CVI社(極低温)と提携、合弁企業として、ジェック株式会社を設立、埼玉県川越市に工場を竣工 |
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平成4年 (1992年) |
鈴木登米治が取締役会長に、鈴木慶彦が取締役社長に就任 本社ビルを板橋区舟渡に建設、千代田区麹町から移転 |
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平成5年 (1993年) |
埼玉工場を分社化し、株式会社鈴商総合ガスセンターを設立 | |
平成7年 (1995年) |
千葉第一工場と第二工場を統合、株式会社鈴商総合ガスセンターへ移管 | |
平成8年 (1996年) |
化学品分野の拡販を目的として、株式会社ケミテクノを設立 | |
平成9年 (1997年) |
当社子会社ジェック株式会社と日本酸素株式会社の子会社である株式会社東理社が合併し、株式会社ジェック東理社と社名変更 | |
平成12年 (2000年) |
信越地方での化学品分野の拡販を目的として、長野アサヒ化学株式会社の全株式を取得 環境保全への姿勢を明確にするため環境管理室を設置 |
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平成13年 (2001年) |
本社及び岩手営業所にて、「ISO14001」認証取得 宮城営業所にて、「ISO9002」認証取得 |
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平成14年 (2002年) |
マレーシア国内における日系企業への真空ポンプ販売及びメンテナンスを目的として、 HI-TECH VACUUM SERVICES(M)SDN.BHD.をマレーシアに設立 低温機器部にて、「ISO9001」認証取得 鈴木登米治が取締役会長を退任し、相談役に就任。資本金14,922万円に増資 |
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平成15年 (2003年) |
ガス機器開発部豊田工場を豊田市花本町に完成 資本金20,000万円に増資 宮城営業所にて、「ISO9002」を「ISO9001」に更新 |
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平成16年 (2004年) |
事業展開に備えるため、倉庫業・一般貨物自動車運送事業・貨物利用運送事業を事業目的として追加 空調産業分野の拡販のため、株式会社奥商の株式を取得 |
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平成17年 (2005年) |
3月15日、創業100周年を迎える 当社子会社鈴商メディカル株式会社、株式会社小澤酸素、株式会社大和酸器の3社が合併し、新会社日本メガケア株式会社を設立 低温機器部がアイシン精機株式会社と業務提携 |
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平成18年 (2006年) |
大陽日酸株式会社と共同で千葉県市原市姉崎に水素ガス製造会社株式会社京葉水素を設立 | |
平成19年 (2007年) |
株式会社鈴商総合ガスセンターの水素事業を分割、継承し生産部を新設 特定労働者派遣事業を事業目的に追加 |
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平成21年 (2009年) |
技術部の拠点としてテクニカルセンターを開設 岩手事業所にて、労働安全衛生マネジメントシステム「OHSAS18001」を認証取得 加賀営業所にて、環境マネジメントシステム「ISO14001」を認証取得 |
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平成23年 (2011年) |
株式会社奥商を株式会社鈴商空調販売と社名変更し、本社を埼玉県さいたま市に移転 加賀営業所、四日市営業所にて、労働安全衛生マネジメントシステム「OHSAS18001」を認証取得 タイ国内における日系企業への真空ポンプ販売及びメンテナンスを目的として、HI-TECH VACUUM SERVICES(THAILAND)CO., LTD.をタイに設立 |
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平成24年 (2012年) |
子会社である鈴商ガスエンジニアリングを吸収合併 タイ国内における樹脂・化学品・空調商品等の販売を目的として、SUZUSHO(THAILAND)CO., LTD.をタイに設立 |
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平成25年 (2013年) |
コンプライアンスに対する意識向上を目的として、CSR・コンプライアンス委員会を設立 マレーシア国内における樹脂・化学品・空調商品等の販売を目的として、SUZUSHO(MALAYSIA)SDN.BHD.をマレーシアに設立 |
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平成26年 (2014年) |
災害等のリスク発生時における事業の継続を目的として、BCP委員会を設立 豊田事業所にて、「ISO9001」認証取得 FCフォークリフト用水素ステーション事業を開始(米国エアープロダクツ社と技術提携契約締結) |
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平成27年 (2015年) |
技術部にて、「OHSAS18001」認証取得 シリンダーガス事業の供給体制強化の為、同事業の一部を子会社である鈴商石油ガス株式会社に統合。併せて、商号を株式会社鈴商ガス販売と改め、本社をさいたま市から上尾市に移転 化学品営業部 北関東営業課を上尾市からさいたま市に移転 |
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平成28年 (2016年) |
業務部、技術管理部を設立 | |
平成30年 (2018年) |
技術本部、業務監査部を設立 中部国際空港にて燃料電池フォークリフト用水素充填所の営業を開始; |
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令和元年 (2019年) |
北関東支店 宇都宮営業所を栃木県宇都宮市へ移転 南関東支店 京浜営業所を神奈川県川崎市へ移転 |
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令和2年 (2020年) |
北関東支店群馬営業所を群馬県安中市に設立 子会社である株式会社鈴商ガス販売を吸収合併 株式会社鈴商ガス販売から継承し、東京営業所、柏営業所を設立 |